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地球に生まれてよかった。

今日は夫とふたり、こんなところに行ってきました。
地球に生まれてよかった。_f0005043_20105265.jpg

ちょっと深山幽谷っぽいでしょう?
実は、東京23区内なんですよ。

ここは、狐の里(って、今はいませんけど)王子の名主の滝公園です。王子は起伏のある水の豊かな土地で、ここに流れ込む神田川があちこちで滝となって落ちているのです。今日は、飛鳥山から旧古河庭園、音無親水公園を経て、名主の滝、王子稲荷をめぐるお散歩。いっしょに行こうね、と去年から約束していたのをようやく今日果たすことができました。

なのですが、本日2人のいちばんのお目当ては、こちら。
地球に生まれてよかった。_f0005043_20192033.jpg
東京下町以外の方は、これ、なんだかわからないのではないでしょうか。
「豆かん」といいます。
みつまめ、ってありますよね?あれの果物やぎゅうひは入っていなくて、茹でえんどう豆と寒天だけのものを東京下町では「豆かん」といいます。
私は、東京都下の生まれなので、結婚するまで「豆かん」を知りませんでした。そんな私に、夫は
「ふん」
と侮蔑を込めたまなざし。
「でも、豆だけより、果物やアイスクリームがのっていたほうが楽しいでしょう?それに、みつ豆の豆って堅くてぼそぼそしててまずいし。」
「・・・そうか。新宿より向こうには、うまい豆がないのか。気の毒だな」
(むっ。新宿より向こう、って何よ!)
「じゃぁ、おいしい豆かん、っていうのを食べさせてよ」
と言って連れて行ってもらったのが、浅草の梅むら。

お、おいしい。これが、おいしい豆の豆かんなのか・・・
「どうだ、参ったか」
「・・・はい、参りました」
こうして、私は豆かんに開眼したのでした。ただし、シンプルなつくりですからごまかしがききません。納得できる豆かんを出す店は、数えるほどしか出会ったことがありません。

なのですが、今日は、私が夫にリベンジする日なのです。私が発見した、王子稲荷並びの「石鍋商店」の豆かんを食べて、ビビルなよ。
「・・・」
「どう?どう?どうなのよ?」
「う・・・うまい」
「おーっほっほ。どう?宇宙一おいしいでしょう!」
「・・・うん」
石鍋商店の看板は、神津島産の最高級の天草を使った寒天。寒天だけそのまま食べてもびっくりするほどおいしいのです。お口の中に清清しい風がとおりぬけるような気がします。
この寒天に負けずにおいしいのが、ほとんど皮の存在を感じさせないふっくらとしたえんどう豆。本日できたてをその日のうちに、という昔ながらの製法です。

ということで、本日より、我が家的には、王子の石鍋商店を「宇宙一豆かんのおいしいお店」と認定いたしました。(ちなみに、我が家的には、上野のうさぎやが「宇宙一どらやきのおいしいお店」ということになっております。)

ほんと、地球に生まれてよかったです。
by myobento | 2007-04-21 20:33 | グルメ

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早20年。
フルタイムで働く私と家族のお弁当を作っています。時代遅れのお弁当ですが・・・

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