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もののけ姫のふるさとへ(ヤクスギランド)

今日はお弁当を持って、屋久杉の森へとトレッキング。ガイドは、「自然のポケット」のAさんです。
途中、にわか雨。この先、だいじょうぶかしら、と思っている間に雨があがり、素敵なウェルカムメッセージが。
もののけ姫のふるさとへ(ヤクスギランド)_f0005043_2157316.jpg

こんなにくっきりとした、しかも二重の虹を見るのは生まれて初めてです。幸先いいじゃない、とうれしくなりました。
さて、今日の目的地は「ヤクスギランド」。
その名前を聞いてみなさんどんな場所を想像しますか?
1.第三セクターがつくった倒産寸前の遊園地。
2.「やっくー」とかいう屋久杉に目鼻をつけたキャラクターが迎えてくれる。
3.ふるさと創生資金で造った「屋久杉自然博物館」がある。
ぶっぶー。
どれも不正解です。
ヤクスギランドとはまさにその名の通り、屋久杉の王国、屋久杉ばっかり生えている巨大な森なのです。にしても、ネーミングセンス、なさすぎです。
「でも、そのお蔭で人気がなく、人があんまり来ないんですよ」とにこにこ顔のAさん。ま、それもそうですね。
もののけ姫のふるさとへ(ヤクスギランド)_f0005043_2261248.jpg

舗装されている道の先に足を踏み入れると、そこは苔むした屋久杉の立ち並ぶ深い森です。木々が「毛深い」せいでしょうか。それとも、木の上に木が生え、それに別の木が絡みつく、という形のせいでしょうか。どの木も、なんだか動物的。夜になると、立ち上がってそのあたりを徘徊しそうな風貌です。
「屋久島は花崗岩でできていて、しかも土の層が非常に薄いんです。なので、木々の成長は遅いんですよ」とAさん。亜熱帯=成長が早い、と思い込んでいたので、意外です。
「だから、縄文杉の年輪は他の地域の杉に比べて細かいんです。そして、油分が多い。だから腐りにくいんですよ。」 なるほどねぇ。
もののけ姫のふるさとへ(ヤクスギランド)_f0005043_22192865.jpg

縄文杉をはじめとして屋久杉はくねくねして瘤がある、というイメージがありますが、木材としての価値が少ない木が残されたためです。本来は杉らしくまっすぐに伸びるもののようです。こちらの天柱杉は、ややノーマル形のようですね。これで樹齢1500年くらい。
江戸時代に伐採された屋久杉は島津藩に献上されました。太い屋久杉を切り倒すには大男何人もかかって数日かけての仕事だったようです。今、屋久杉の切り株の上には新しい屋久杉が育っています。

さて、ヤクスギランドからさらに奥、天文の森へと向かいます。
by myobento | 2007-12-15 18:52 | 旅行

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フルタイムで働く私と家族のお弁当を作っています。時代遅れのお弁当ですが・・・

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